カラフル大邱フェスティバル
5月27日(土),28日(日)の2日間,大邱広域市にて「カラフル大邱フェスティバル」が開催されました。同イベントは,様々なストリートパフォーマンスや芸術体験イベントが用意された大邱最大の市民フェスティバルです。
京都市からは,紙芝居(ヤッサン一座),創作畳楽器の演奏(日本畳楽器製造),ちんどんユニット(はるぼんず通信社)が参加し,ストリートパフォーマンス及び「カラフルパレード」への参加と,ミニ畳・組みひもブレスレットなど,和の伝統的な文化制作体験を実施しました。
紙芝居のヤッサン一座は,昔懐かしい「黄金バット」から世界に進出の新しい「言葉のない紙芝居」まで,子どもに限らず,大人,おじいちゃん,おばあちゃんまで,三世代のお客さんに楽しんでもらえる,プロ認定紙芝居師によるグループです。
国境を越え,子供たちをとりこにする口演を披露いただきました。
公演後,水飴のプレゼントに長蛇の列ができました。
創作畳楽器を演奏する日本畳楽器製造は,京都の畳職人西脇一博さんが率いる,世界で唯一の畳楽器演奏ユニットです。個性豊かな畳楽器を自らの手で創作・演奏し,「見て 聴いて 触れて」楽しみながら日本の伝統工芸の素晴らしさを改めて世界に広めてゆくことをコンセプトとしています。
創作畳楽器によるオリジナルの畳ソングに,大邱の皆さんも,「ta・ta・mi!!」というかけ声や・振付けなど,一緒に合わせて歌い踊ってくださいました。
また,畳職人西脇さんの実施したミニ畳手作りワークショップも大好評,2日間で,持参されたほぼすべての材料がなくなったそうです。
はるぼんず通信社は,京都を拠点に活動する親子チンドンユニット。BiVi二条でのイベント主催をはじめ,三条会商店街や四条大宮駅前等で,地域に密着した演奏活動を展開されています。
どらえもんの歌,幸せなら手を叩こうなど,韓国でもよく知られているようで,観衆の皆さんもノリノリでした。
女性,子供中心に人気のあった組みひもブレスレット制作体験!東アジア実行委員会スタッフが講師となり,100人の体験を想定し,200セットを準備していたところ,ほぼなくなりました。
現地高校の日本文化サークルのメンバーが遊びにきてくださり,「また大邱でこのようなイベントがあれば,協力したいです!」と嬉しい言葉もいただきました!
「カラフル大邱フェスティバル」のメインイベントである「カラフルパレード」
京都市からの参加メンバー16名に加え,今回のイベントの運営に協力・支援をいただいた,大邱広域市にお住まいの日本人を中心とする「日本語絵本倶楽部ひだまり」のメンバー42名を合わせた計58名で,和装姿で大邱のメインロードを練り歩きました。
パレード後のメンバーからの話の中で,「普段。積極的日本文化の発信機会は作ってこなかった。今回和装パレードを韓国の方が温かく受け入れてくれたように見えたことが,在韓日本人にとってとても大きな出来事だった。」という言葉が印象的でした。
<インタビューについてはこちら>
○日本語
http://eastasia2017.city.kyoto.lg.jp/column/column-1925/
○ハングル
http://eastasia2017.city.kyoto.lg.jp/column/column-2177/
あっという間の2日間でしたが,大邱の皆さんに日本の文化を紹介させていただき,直接会話し,ふれあいの場となった,大変有意義な交流イベントでした。現地で協力してくださった,「日本語絵本倶楽部ひだまり」のメンバーの皆さん,現地調整に奔走してくださった大邱広域市,大邱芸術総連合会の皆さん,本当にありがとうございました!