大邱広域市紹介

人口 | 248万人 |
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面積 | 883.56㎢ |
行政区画 | 中区、東区、西区、南区、北区、寿城区、達西区、達城郡の7区1郡 |
市の木 | モミの木 |
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市の花 | モクレン |
URL | 大邱市webサイト: http://www.daegu.go.kr/japanese/index.do 大邱観光webサイト(日本語): http://tour.daegu.go.kr/jpn/ |
ソウル、釜山についで、韓国第3の都市です。かつてはリンゴの産地で有名な都市として、おいしいリンゴをたくさん食べた美人が多いことから「リンゴと美人の街」とも呼ばれ、最近では韓国の内陸都市としては初めて経済自由区域に指定され、先端医療複合団地を造成するなど、グローバル知識都市として成長しています。
産業
繊維産業、機械金属、自動車部品、モバイル、医療などの産業が発達しています。近年では「グローバル知識経済都市・大邱」というビジョンを掲げ、知識産業都市、グリーン成長都市、教育文化都市としてますます発展を遂げています。
交通システム
大邱国際空港があり国内外への移動が便利です。また、都市鉄道は地下に2路線、地上(モノレール)に1路線の全部で3路線あります。韓国高速鉄道(KTX)で、ソウル駅までは約100分、釜山駅までは50分でアクセスすることができます。
歴史
およそ2万年前の旧石器時代の遺物である細石刃石器が月城洞で発見されるなど、古くから人が住んでいたとされる地域です。朝鮮時代には慶尚監営が設置(1601年)され、行政・交通・軍事・文化の中心都市として繁栄されました。
風土
琴湖江(クムホガン)とその支流である新川(シンチョン)が市内を流れ、北は八公山(パルコンサン)、南は大徳山(テドクサン)に囲まれ、自然が美しい土地です。内陸の盆地に位置していますが、継続的な植樹を通して緑色都市へと様変わりしています。
観光
慶尚道の中心地であった大邱には、桐華寺、不老洞古墳群、達成などの文化遺産が多数残されています。また、山や川などの自然にも恵まれているため、観光資源が豊富です。
祭り
カラフル祭り(5月)、チメク祭り(7月)、国際ミュージカルフェスティバル(6月~7月)、国際オペラ祭り(10月~11月)、フォークフェスティバル(8月)など、様々な文化芸術イベントを開催し、公演文化都市としての変貌を遂げています。
特産品
韓国最大の繊維と眼鏡の産業都市で、「大邱国際繊維博覧会(PID)」と「大邱国際眼鏡展」には世界中から有名バイヤーが訪れます。
博物館
月谷歴史博物館、大邱文化芸術会館、大邱郷土歴史館、韓国映像博物館、国立大邱博物館、啓明大学校博物館、慶北大学校博物館、大邱薬令市韓医学博物館、大邱スポーツ記念館、方字鍮器博物館、国立大邱科学館、大邱美術館
大学
大学
慶北大学校、嶺南大学校、啓明大学校、大邱大学校、大邱カトリック大学校、大邱教育大学校、大邱韓医大学校、大邱慶北科学技術院
専門大学
啓明文化大学、大邱工業大学、大邱保健大学、大邱寿城大学、嶺南理工大学、永進専門大学、大邱科学大学
ポリテク大学
韓国ポリテクⅥ大学、韓国ポリテク大学繊維ファッションキャンパス
文化芸能
映画のロケ地になることもあります。『花より男子 韓国版』は、市内の啓明大学校城西キャンパスで撮影されました。また、チャン・グンソク、少女時代のユナが主演の『サランビ(ラブレイン:愛の雨)』も市内の名所で撮影され、話題となりました。
文化・芸術・歴史スポット
琵瑟山(ビスルサン)、東城路(トンソンロ)、西門市場(ソンムンシジャン)、達城土城(ダルソンゴンウォン)、大邱タワー、大邱スタジアム
名物料理
ヌルンククス、ムチムフェ、激辛トッポッキ、マッチャン焼き、ふぐプルコギ、焼きうどん、ぺたんこ餃子
開催都市紹介
八公山(パルゴンサン)

カッパウィ(笠をかぶった巨大な如来像)で広く知られ、古くから霊験あらたかな山とされ、現在でも桐華寺、把溪寺、銀海寺などの多くの寺院が存在します。大邱の避暑地としても名高い場所です。
慶尚監営公園

1601年朝鮮王朝の宣祖の時代に大邱に置かれた慶尚監営の跡地です。慶尚監司の執務室であった宣化堂や、宿舎として使われた澄淸閣を中心に、歴史的な遺産が残されています。現在では公園としても市民に愛されています。
大邱薬令市

300年以上続く伝統ある韓方薬の市場です。2つの漢方薬局、16の東洋医学の医院、79の漢方薬業者、15の高麗人参業者、26の漢方薬販売店などがひしめき、東洋医学の神髄を垣間みることができます。薬令市の歴史を紹介する薬令市韓医薬博物館もあり、毎年5月には漢方文化祭りが開催され様々な見ものを提供してくれます。
タログッパ

クッパとは、スープのなかにご飯が入っている料理を指しますが、タロクッパは「タロ(「別」の意味)」の名のとおり、ご飯とスープが別々に供されます。スープは、牛肉やネギ、大根、ニンニク、唐辛子などを煮込んだものが多く、辛くてスパイシーな大邱の味です。
チムカルビ

「チム」とは「蒸す」という意味。牛カルビを唐辛子やニンニクで味付けし、アルミの鍋でじっくり煮込んだ料理です。暑い気候のなかで生まれた大邱の郷土料理です。
ムンティギ

薄く切った牛の刺身を、ごま油、ニンニク、唐辛子などをまぜたタレで食べる料理です。ごま油で食べる地域は国内でも多くありますが、このタレを使うのは大邱ならではです。